スキー②。

(昨日の続き)息子の上達と引き換えに、僕自身は体力の低下を感じる体たらくであった。昼間たっぷり滑って、ビュッフェでたらふく食べて、温泉に浸かって、と重ねていくと、内臓と筋肉に血液が全部向かってしまい、頭がぼうっとしてなにも考えられなくなる。1日目は息子と一緒に21時すぎにダウンしてしまい、2日目は頭がぼうっとしているのだけれども、身体が湯あたりを起こして、ベッドに横になったまま1時間くらい動けず、瞼だけが落ちてこない、という状態に陥っていた。


かつて、ハードな登山をしたときや、野球部の合宿で厳しい練習をしたときと同じだ。横になりぼうっとしながら、そういえば桑田真澄が高校時代に、「布団にはいったら5秒で翌朝」とか語っていたなあ、だとか、別の選手の「横になってからは身体の上を這い回るゴキブリをはねのける力も残っていなかった」なんてエピソードもあったなあ、などと在りし日のPL学園のエピソードばかりが頭をぐるぐるとまわっていた。


夜、そんな風に疲れ切っていても、6時間くらい眠ればぱっと目が覚めてしまうのは歳を感じるし、眠りをはさめば身体のだるさもすっと消えている。本当に不思議なものだ。