没頭。

誰もいない休日のオフィスは仕事がはかどる。あまりにも集中できるので、3時間くらい経過した時点で既に脳がオーバーヒートしそうになる。普段どれだけ外の刺激に集中力を低下させられているかよく分かるし、逆にそのくらいの集中力でないと1日に8時間も10時間も働くことはできない、ということだ。


普段やろうと思いながら手をつけられていなかったことにも、全く抵抗なくフォルダを開けて内容を進めることができる。開けてみれば5分で悶々としていたことが解決できたりもする。あれだけなにも進まなかったのはなんだったのか、と拍子抜けしてしまう。


ふっと気を抜いて仕事以外のことに意識が向かうと、気がつくと30分くらい横道にそれたことにも没頭してしまう。どんなことに対してものめりこみやすい環境になっているのだろう。


とはいえ、いろんな人が行き交うオフィスで働くことには、自分ひとりでは得られない気づきが転がっている。最近たまに足を踏み入れるシェアオフィスの利点もそこにあるのだろう。働き方は今後変わっていくだろうが、人と会うことの価値は変わらない。