カイゼン。

今年は例年に比べてゆったりと8月を過ごせたので、夏の甲子園をテレビで見る機会も多かった。14試合ある日などは19時をすぎても試合が続いていることが多かったのも、よく見ることができた理由のひとつだろう。


試合時間が長くなっているように思う。それは熱戦が多かったことの証左でもあるし、各校ともにエースに頼る野球から脱却し、投手交代などでロスタイムが増えたこと、もしくはやや力の落ちる投手がどんどん登板することによって乱打戦気味の試合が増えたことも要因だろう。とはいえ、疲弊したエースが投げ続けるような昔の野球よりはずっと良い。


複数のレベルの高い投手を揃える流れが今後より強まることで、高校野球のレベルもまたあがっていくだろう。近年なにかと批判の的、旧態依然の象徴とされてきた高野連であるが、今年はなかなかいい仕事をしていたと思うし、この調子で毎年毎年どんどん改良を重ねていってほしいものだ。