お酒。
新しい環境にて一番驚いたのは、お酒が好きな人が少ないことである。接待などが好きな人でも一切アルコールを飲まない人もいるし、普通に飲む人であっても、ほんの2杯くらいで終わらせる人が多いように感じる。ちなみに僕の平均的な飲酒量も2杯くらいである。
これがマネジメントの人たちも同様で、まあそこそこ飲む人もなかにはいるのだが、そういう人であっても酒のウンチクを語ったり、日本酒の特定の銘柄に妙に詳しい、などという人は皆無である。前職の会社と比べればえらい違いである。前職では僕はかなり飲まないほうに分類されるはずなのだが、いまはまあ平均くらいになっていると思う。
もしかしたらこちらのほうが今のスタンダードなのかもしれない。とすると、禁煙が徐々にスタンダードになりつつあるのと同じように、酒を飲まないことが普通になっていくこともあり得るだろう。少なくとも、気持ち悪くなったり前後不覚になるまで深酒することはみっともない、という価値観は醸成される可能性が高いように思う。