倒れる。

社外の人との飲みの席で倒れてしまった。

その夜は昔住んでいた街の居酒屋でサシ飲みだったのだが、食事がたいそう美味しく日本酒が進んでしまった。そこまで深酒したつもりもなく気分も良かったのだが、トイレに行こうとして席を立ち、トイレに鍵がかかっていることを確認した後の記憶が途切れている。記憶が復活した時にはトイレの前に運ばれた椅子に座らされていた。泥酔とも違う、低血糖状態になった時のような感覚だ。

いったん倒れた後は身体がリセットされたようで、さすがにその後酒は飲まなかったが、お冷やはガブガブ飲めたし、食事も普通に摂ることができた。お開きになった後は駅までとことこ歩いて、駅で多少座って休んだ後は電車に乗って帰った。結局なんだったんだろうか。

ここ最近は子どもが生まれたこともあって飲み会はかなりセーブしていたが、全く飲んでいないというわけでもなく、お酒に弱くなったとも考えづらい。3月まで繁忙期だったとはいえ、個人的には忙しいというほどでもなかった。ムスコのオムツ替えで多少夜中に起きるものの、それなりに早く寝ているので睡眠不足ということもないはずだ。それでも見えないところで疲れが溜まっているのだろうか。

日々行動をセーブすればこのようなことにもならないのだが、そうしていると体力や精神エネルギー自体が低位安定して衰えてしまうし、悩ましいところだ。知らぬ間に無理できない身体になっているのかも。