2人。

妻が結婚式に出るとのことで、きょうはムスコと2人で1日を過ごした。長時間2人きりで過ごすのは初めてのことだったし、このところ止められていた粉ミルクを与えるという任務ができるので、前々からきょうの日を心待ちにしていた。

朝妻が出掛ける準備をしている。僕もまた、2人きりになってしまう前に済ませておきたい掃除やゴミ出しその他もろもろのことをすべく朝から忙しい。いつも出掛けていく側だったので、残る側の見方がはじめて分かる。

あっという間に妻が出掛ける時間になり、2人きりになる。途端にムスコが泣き出す。やっぱりママがいなくなったことを察知したのだろうか、と先が思いやられたが、しばらく遊んだりしているうちに落ち着いてきた。

ミルクをあげる。いつの間にか授乳クッションは必要なくなった。寝転ばせてではなく、クッションにもたれさせて飲ませていると、両手を哺乳瓶に添えるようになった。まだ自分で哺乳瓶を支えきることはできないけれども、与えられるのではなくて自ら飲んでいる、姿に変わっているのを見て感慨深くなった。

お散歩や昼寝などをしているうちにあっという間に夕方に。たまにだからこそ楽しく終われるのだろうけど、これが毎日続いていくのは大変だろうなぁとも思う。