湿気。

年末にハウスクリーニングを頼み、1日仕事を休んでその様子を見ていた。しっかりした人がきて、プロの目で見てくれるので、毎年とはいかなくとも、2-3年に一度はこれからも頼みたいなと思える仕事のクオリティであった。


エアコンなどはたいした汚れはないのだが、浴室のカビはけっこうなものであった。わが家の浴室は居室内でも1番奥まった場所にあり、外気とつながる窓もないので、換気し続けるくらいではあまり効果もないのだろう。風通しが良くないのは、冬場に暖房があまり要らないという意味では良いのだが、湿気が逃がせないのはデメリットであるし、湿気こそが家をダメにするのだな、ということがよくわかる。そう考えれば、日本で欧米などのように築100年を超えた住宅がメンテナンスされながら住まわれ続けるというのが難しい、ということにも合点がいく。


最近は用地仕入れも難しく、建築コストも上がっているので、居宅のつくりもややクオリティが落とされているように感じる。いまの新築も、あまり長く住めるものではないのかもしれない。