常磐線。

いろいろと思いの詰まった用事を終えて、常磐線に乗る。ここ数年で何十往復しただろうか。


事務処理が膨大で辟易していたときも、落ち込んでいたときも、ぼんやりと車窓から筑波山を眺めていた。「ひたち」はいつも混雑していたので、つとめて「ときわ」に乗るようにしていたのは、空いていて過ごしやすかったこともあるが、ゆっくりと常磐線の空気を吸い込んだり、友部や石岡や土浦駅発車メロディーを聞きたかったから、ということもある。


つくばにも土浦にも水戸にも、僕の好きな人がたくさんいる。大学時代を過ごした茨城県は、さながら僕の第2の故郷だ。これからもまた、この地を頻繁に訪れることもあると信じている。


最後にちゃんとあいさつできなかったあの人に、他の人を通じてメッセージを託す。なんだか、有形無形いろんな形で、いろんな人に支えられて生きてきたんだなあということを感じさせる。