眩しい記憶。

先週の出張では、珍しく宇都宮からつくばへ、というクルマ移動があった。北関東道をビュンと飛ばして桜川筑西インターから下に降りる。

雨引観音や真壁といった、時が止まったような古い町並みを通り抜けると、懐かしい風景に出くわす。筑波山の麓のあたりだ。その昔、子どもを引率するイベントで、手づくりの地図を作ってオリエンテーリングなどをしたことを思い出す。記憶は思い返せば眩しいものだ。

東大通りからはさらにいろんな思い出が湧き出す。馬場、そして昔住んでいたアパート。大学のほうに入り込んでみると、何度となく通った店、学類棟などなど。もうなにを学んだのか、かなりの部分は忘れてしまったけれども、この地で過ごした日々が確かに自分のなかに根付いていることを実感する。

大学入学初年度を過ごした宿舎がかなり朽ち果てようとしているのを横目に見つつ、市街中心へ。変わらないところは変わらないし、変わっていく部分もある。どちらにせよ、僕にとって特別な、力をくれる場所であることには違いない。