運動会②。

(昨日の続き)3時ごろから並び続ける。顔見知りの人もいるのでちらほらと言葉を交わすが、この時間帯なので基本的にはただ静かに時間が過ぎるのを待つばかりだ。年齢や仕事は違えどみな同じ年の頃の子どもを持つ身。猛烈に働くサラリーマン夫と専業主婦という家庭が少数派になりつつあるこのご時世、みんな家ではどんな家庭運営をしているのだろうか、ともの思いにふけったりする。僕のように早帰りできているのは恵まれたほうで、金夜期末の飲み会から帰宅してそのまま並んでいる御仁もいるだろう。

一方で寒さのなか待ち続ける男たちだけでなく、それぞれの家庭では夜も明けきらないうちからお弁当づくりが始まっているのだろう。キツイのは父親だけではない。

やがて開門時間になり、警備員さんと幼稚園の職員の誘導で会場に通され、そこからはダッシュでの席取りになる。いささか疲れはしたが、苦労したかいのあるポジションは確保できた。少なくともあと2回はこれを繰り返すのだなあ、としみじみとする。