寝坊。

昨日はハッと起きたところ、普段の起床時間を40分過ぎていた。ちょうど心地よく夢を見ていたところで、覚醒するまでにしばし時間がかかり、妻から「あんたきょうは何時に家出るの」と聞かれても即答できなかったのだが、5秒ほどして思考が現実世界に戻ってきたところで、きょうは朝から少し遠方に行くアポイントがあったことを思い出した。普段定時に出社するのとほぼ同じくらいの時間に家を出なければならない。

その時間までは1時間を切っている。まずいなあ、予定の電車に乗り遅れたら、駅からアポイントの場所まで自腹切ってタクシーかなあ、などと半ば諦めの境地ながら支度と食事を進めていたが、こういう時は妻の動きがやたらと早いのである。あれよあれよといううちに保育園の準備やら朝食やらが整い、結果的には目標としていた時刻の5分前に家を出ることができた。おまけに、普段僕がやっている洗濯もの干しや食後の皿洗いなども完全に終わらせて彼女は出社したようだ。

普段はいろいろとやらされている(ほぼこき使われていると言ってもいい)のだが、いざとなるとてきぱきとやってくれるのは心強い。なんだか上司と部下のようだ。