与える。

長年お世話になっている人と久しぶりに会う。それこそ去年までの数年間は密に付き合っていたのだが、今年に入って少し会う頻度も減ったのだが、前と変わらずに接してくれる僕にとっては希有な存在だ。


食事をして、いつものスナックに連れていってもらう。本当に感心するのだが、この人はおカネの使い方が非常に上手い。常に人のために気持ちよくおカネを使うのである。僕にはなかなかマネができない。自然にそういう行動ができるからこそ、彼の周りには人が集まってくるのだ。


僕もまた彼のように、気持ちよく周りの人に対してなにかをできる(与えるというのはおこがましいが)人でありたい。おカネ、というのが当座は難しければ、まずは自分の時間(知恵、行動)を差し出せる人でありたい。


そんなことを思いながら、おそらくは今年最後になるであろう彼との時間を心ゆくまで過ごして、早めの年末のあいさつをして踵を返す。来年は一緒にどんなことができるだろうか。