始末。

子どもが使っている自転車が、このところ補助輪から金切り音が聞こえてきたり、サドルの高さが合わなくなってきていたので、いろいろと修理をしてみた。始めてみればものの10分くらいで終わるようなものだが、手触り感を持ってモノを修理してみると、ひと仕事終えたような気になって気持ちが良い。タイヤの空気は店に行っていれてもらうと、子どもにとってもずいぶんと乗りやすく生まれ変わった。


ふと考えてみれば、自宅のこととか、少しでも不具合があればすぐに専門の業者さんに連絡をして確認するようになってしまった。それはそれで丁寧に対応してくれるし楽なのだが、少し腰を落ち着けてみれば自分の手でやれることはたくさんあるのだと思う。不器用だからだとか、専門の業者さんにやってもらわないと直った気がしないだとか、そういう気持ちも当然あるのだが、人に委託すればするほど、自分の無力さを感じて精神衛生上もあまりよくない。やっぱり、自分のことはできるだけ自分で始末をつけるのが1番だ。