現実感と現実。

昼間は友人のお墓まいりに千葉へ。とても広い霊園で、まるで地平線の彼方までお墓が並んでいるようだ。雲の少ない青のきつい空とあいまって現実感がない。同じように、33歳で命を終える、というのも現実感がない。順番に線香をあげる同級生の姿を見ながら、彼女が亡くなってしまった、ということをどうしたら実感できるだろうか、と考えていた。

★★★

神奈川に戻って家族と合流して昔よく行っていたしゃぶしゃぶ屋へ。安めのチェーン店なのだが、ここの店は昔からスタッフさんがみなテキパキ働いていて気持ちいい。オーダーバイキングはビジネスモデル的に店員さんに相当負荷がかかるのだけど、その負荷をチームワークで乗り切っているのがよくわかる。食事も美味しいのでお腹が痛くなるまで食べてしまう。

帰宅して、シャツをめくってせり出したお腹を見せると、息子もおもしろがって同じようにせり出したお腹を見せてくる。現実感のことはよくわからないが、とりあえず僕にとってはこれが現実だ。だらしない身体と愛すべき息子。