捨てる。

あっという間に週末がきた。好きではない「忙しい」という言葉を使わざるを得ない毎日が続いている。意識的に平日5日間のうち半日×2くらいは、予定を空けて既存の取り組みを整理する時間を持つようにしており、なんとか仕事やその他身の回りのことをコントロールしている。その余裕を持たなければ、どこからか崩れてくるような気がする。

街なかでクリスマスのイルミネーションをよく見るようになった。もう年末なのだ。年々時の流れは速くなっている。あくせく動いているようで、まだなにも成し遂げていない、勝負の時が刻々と過ぎていく、という焦りも感じている。たぶんいま手に持っている持ちもののうちどれかを捨てなければ、新しいものは手に入らないのだろう、ということも薄々分かっている。

無我夢中で目の前にあることをやっていれば、自ずと結果がついてくる、という年齢からはそろそろ卒業なのだと思う。もちろんだからといって目の前のことに手を抜いてもよいわけではないのだけど。「捨てる」ことを受け入れて、慣れていかなければならないのだと思う。