大統領選。

もう旧聞に属する話となりつつあるが、トランプが本当に大統領に選ばれてしまった。大統領戦の当日は、午前半休を取りつつ、去年から始めた社外の活動向けの作業をしていたが、風雲急を告げるTwitterのタイムラインに途中から釘づけになってしまった。世界がひとつの分岐点に立っている瞬間なんだな、という感慨が湧き上がってきて、1人で興奮していた。

大統領戦の結果については、個人的にはなんの感情も湧かない。前にも書いたように、結果がどうであれ米国の進むべき方向は変わらないと思ったし、高まりつつある民衆の不満は、なんらかのエポックメーキングなできごとを通して具現化されると思っていた。

もしかすると、米国民の皆さんのうち相当な割合の人たちも同じように思っていたのかもしれない。嘆く人たちや反対デモをおこす人たちがいる一方で、マーケットは素直にプラスの反応を示した。少なくとも僕の目からみれば、トランプが大統領の座につくことに対する違和感は、急速に薄れつつある。

ものごとの結果には全て然るべき理由がある。そしてその結果はどんなものであれ、受け入れて進むしかないのだと思う。