野党への期待。

なんだか政治的話題が多いけど、時節柄ということで。

この国がほんとうに不幸なのは、野党のレベルがいっこうに上がってこないことに尽きる。一度政権を任された旧民主党が、その時の経験をいまの活動に活かせているとはとうてい思えない。

個人的にひどいと思ったのはGPIFの運用損が拡大しているということについて。なにやら追及チームなどを作っているそうだがお門違いも甚だしい。昨年以前の運用益を意図的に無視しているし、債券運用が安全だと無自覚に信じている。はっきり言ってこれからは債券運用こそリスクが増していくのでは。いまのGPIFも穴がないわけではなく、ガバナンスの透明性やベンチマークとの乖離など、突っ込むべきところはある。わかりやすいところだけ切り取って批難するのは全く生産的でない。

SEALSも完全に底が見えてきた(10代の投票行動でその事実ははっきり明るみにでるはず)し、なんとも弛緩した状態がしばらくは続くのかしら、と思わざるを得ない。せめて、民進党は、「自分たちは自民より優れている」と無根拠に主張するだけでなく、前回の政権運営の反省をもっと突き詰めて、行動してほしいのだけれども。せっかくの2大政党制なのだから。