時間。

まだ誕生日には遠いけれど、34歳という響きがやけに気になる。どんなポジションで、どんな家族構成だったとしても、この数字は否応なしに心に響いてくる時期なんだろう。

22歳から24歳あたりで社会に出たとして、少なくとも10年、10年という時間はチャンスを掴むのに充分な時間である。一方で、チャンスを逃し続けていれば腐ってしまいかねない時間である。これだけの時間があれば、運不運によって左右される要素はほとんど消えてくる。うまくいかないことを自分に言い訳したり、人のせいにできる時期はもうとうに過ぎている。

うまくいった原因、うまくいかない原因はもはや自分のなかにあって、それらときちんと向き合わないと、もはや状況は変わらないどころか深い泥沼に沈みこむばかりになる。そのことがようやくわかってきて、今まで惰性でやってきたことを(やっとこさ)見直さなければならなくなってきていることを感じる。焦りたくなるけれど、焦ってもいけない。何度も自分に言い聞かせているけれど、淡々とやるしかない。