因果。
最近つまらない政治の話が多いのは自覚しているけれども、いまはまさに潮目が変わっている時期なので、思っていることはできるだけ残しておきたい。
★★★
北朝鮮がICBMとおぼしきミサイルを飛ばしたが、相変わらずマスコミは国内の、はっきり言えば瑣末な森友や加計なんたらといった事案でわいわい騒いでいる。マスコミだけを見ていると、なにが真に重要なのことでなにがそうでないのか見失いそうである。
テレビにせよ新聞にせよ、それぞれの政治的スタンスを明示したうえで論調を展開するのは別に構わないと思うが、私は中立です、などという顔をして、一方に偏りがちな報道、恣意的な報道を重ねるのは悪しき習慣だと思う。
しかしながら、マスコミがいかに現政権に懐疑的なスタンスを貫こうとも、現状それにとって変わりそうな政権が、左派連合ではなく、さらに保守改革志向を強めた新勢力である、というのはなんの因果だろうか。マスコミには政権を終焉させる力はあろうとも、特定の勢力を政権に押し上げる力まではないということだ。