ゆくえ。

年明けから友人や昔の同僚と会う時は、僕自身の人生相談になることが多い。それぞれ参考になる意見を返してもらっているけれど、それ以上に人に話すことで自分のなかでどのように問題意識を抱えているのか整理できるのが良い。

自分ひとりで考えていると、どうにも自分の都合の良いようにものごとを解釈して進めていきがちになるので、そこを傍から見てもらって修正してもらうことにも意味はある。ただ、結局は自分の人生で、決めるのは自分自身なので、あまり客観的な位置に立ちすぎては元も子もない。もともとどのような思いが自分のなかにあったのか、それを忘れてしまってはいけない。

最後には答えは自ずと見えてくるものだと思うので、性急に答えを出そうとしなくとも良いと、どっしりと構えている。これから放り投げるラグビーボールが地面に触れたあとどちらの方向に跳ねるのか、じっくりと見ていく、そんな感覚だ。ただ、変な放り方はしてはならないし、ボールがどちらに跳ねても、掴み取ってゴールに向けて走らなければならないことには変わりはない。