流転を楽しむ。

なにも定まっていない、なにが起こるかわからない場所に自分の身を投じることができるだろうか?

 

今年、自分自身ではそれにあたるチャレンジをしているつもりである。人からみれば、まだまだ保険をかけてやがるな、と思われるかもしれない。ただ、この歳になると、全くこれまでの歩みとは関係も脈絡もないところに飛び込むのは自殺行為で、物事には度合いがあるものだから、その枠組みのなかで精いっぱい冒険をしていると自覚している。

 

自分の可能性を限定して、リスクの低い場所に自分で自分を縛り付けておくことはいくらでもできる。ただ、それは自分の人生にとっては良いことではないということを重々噛みしめてきた。多少の不安も抱えながらも、思い切って踏み込んでいくところに自分の持ち味、真骨頂はあると思っているし、そこでもがくことでしか得られない力がある。

 

流転することを楽しみ、どんなことも柔らかく受け入れて消化していく、淡々と自分のできることをする。いろんな人のつながりで生かされていることに感謝をする。それに尽きる。