冬の千葉。

仕事の絡みもあって千葉方面へ車を走らせる。久しぶりの物件現地調査である。相変わらず寒いが、冬も折り返し地点を過ぎたような感じがあり、土からは春の気配がする。

千葉市よりも先、房総半島の先へはひたすらに大地がうねっている。空は広く、くすんだ色の街が道の両側を埋め、冬枯れの樹が立ち並んでいる。そんななかを下ったり上ったりしながら進む。

調査を終えて、道の駅で食事を摂り、成田空港へ。3年半ぶりになる。前回は、ヨーロッパ旅行に行った後、成田エクスプレスに忘れたデジカメを取りに来た時だったか。展望デッキでひとしきり息子と飛行機を見て過ごす。「でんしゃ」という単語には反応するようになった息子も、初めて見る飛行機の存在感には感じ入るものがあったようだ。

帰路は都心を通る。レインボーブリッジや東京タワーにも見とれていた息子。だんだんいろんなものに興味を示すようになったことをよく感じられた休日だった(仕事だけど)。