マレーシア③。

マレーシアへの旅行で乗った行きの飛行機はなかなかの揺れであった。沖縄本島上空あたりから強めの揺れが続く。機体もA380だから大丈夫だろうとタカをくくっていたのが間違いだった。

マレーシア国内でも東海岸の都市まで国内線を使ったのだが、この戻りもよく揺れた。息子は、日本からマレーシアへの行きでは揺れていることもよくわからずにのほほんとしていたのだが、このときは顔をこわばらせてママの手を握っていた。飛行機には何度か乗っていたが、初めて恐怖を感じたのだろう。

そんなものだから、マレーシアから日本への帰りの便では、乗る前から僕自身がいろいろと気を揉んでしまった。航空気象図を調べてみたり、あと何時間でフライトだと変に意識しながら過ごしていた。今年は出張で国内線に乗る機会が大きく増えたのだが、国際線の長時間フライト、海外のキャリアとなると妙に不安が増すのである。

果たして結果は、深夜から朝にかけてのフライトということもあり、すこぶる安定的であった。息子もぐっすり眠れたようでよかった。それでも僕はほとんど眠れなかったのだが、、