主人公の交代。

朝から地域の子育て支援センターへ。ママがたくさんいるところに男が1人。男の人は慣れてないとこの環境は大変だろうな。かくいう僕も長時間いるのはちと辛いが。

息子と一緒にいたり、他の子とママの遊ぶ様子を見ていて、子どもができたことで自分のなにが変わったのだろうとぼんやり考えていた。最近よく人に聞かれることでもあって、なかなかしっくりくる答えが出せずにいたけど、ふとその時に、ロールプレイングゲームの主人公が自分から子どもに変わるとたとえたらどうだろう、と思いついて、初めてしっくりときた。

自分が主人公でなくなることで、なんでも好きなようにはできなくなってちょっとつまらないなと思う気持ちと、新たな主人公である子どもが、最初はなにもできなかったのが、少しずつレベルが上がって使えるわざが増えていくのを見守る面白さが混じり合う。自分もまだまだレベルを上げていかなければならないし、自分自身の戦いは続くのだけど、自分ひとり、夫婦だけで戦っているのとはまた違う感覚である。

もちろん、自分がずっとずっと主人公として突き詰めていく人生もある。自分自身は戦いから下りて、見守ることに専念することもある。僕はとりあえず、しばらくこのパーティーでやってみようと思う。