終戦。
2時55分に妻の目覚ましが鳴る。前夜の就寝は23時を過ぎていたので、僕は二度寝を決め込む。
次に気がついたのは4時ちょうど。二度寝と言ってもまどろむ程度だったのだが、いつのまにか1時間経っていたようだ。さすがに5時間くらい睡眠が取れたので、少し覚醒して前半の模様を振り返る。決勝トーナメント1回戦、日本は猛攻を耐えしのいだようだった。
ほどなくして窓の外から、そしてリビングから歓声があがる。まさかの先制である。そして数分もしないうちに再度驚きまじりの声があがる。なんと追加点。2-0となり、がぜんベスト8への期待が高まる。
残り35分が長い。さすがに目が覚めて、少しリビングに出てみたが、子どもがつられて目覚めてしまったので、泣く泣くベッドに戻る。添い寝をしながら、iPhoneで先行きを見守る。ベルギーも本気を出してきたようで、今までにない怒涛の攻撃を受けていることが、テキストだけでもよく伝わってくる。
結果は詳報の通り。世界レベルを目の当たりにした一戦だったと思う。日本代表の冒険もこれで終わりかと思うと、なんだか寂しい気持ちになって、また目を閉じた。