保育園。

保育園の見学に行ってきた。いわゆる「認可」保育園ではなく「認証」保育園だ。その保育園はビルの1階に入っており、おおよそ一般的な保育園や幼稚園のイメージからは遠いのだが、ドアを開けて入ってみると中はまさしく保育園であった。学生時代に保育園の手伝いを少ししていたことがあって、その場所と同じ雰囲気がした。板張りの床、整とんされた棚、細かいところまで気がつくスタッフの方、どの保育園も同じなのだろうか。

保育園にいる子どもたちはみな元気で、やってきた大人である僕にも興味津々だ。僕が小学生の頃も、保育園から上がってきた子のほうが幼稚園から上がってきた子よりも快活で、幼稚園上がりの僕などは典型的な引っ込み思案の子だった。昼までで終わる幼稚園ですら早く家に帰りたかったし、毎日夕方まで過ごさなければならない保育園の生活なんて想像がつかなかった。生来の性格に加え、いろいろ考えてしまう年齢になるほど、親離れしにくくなるのだと思う。

そんな僕のDNAを継ぐ息子が小さい頃から保育園の生活を始めるとどうなるだろうか。どうなるにせよ、本人が望む選択肢をできるだけ用意してあげられたいのだけれども。