ラオス。

ふと時間が空いたので、ラオス旅行記を読む。コロナが明けて渡航が本格的に再開し、また以前のようにアジアをさすらう人がちょっとずつ増えている。

 

ラオスにしても、中国との直通鉄道が開通し、幹線ルートはそれなりに街も整備されておしゃれになってきているが、そこから一歩外れてローカルなルートに迷い込むと、これも基本的に昔とはあまり変わっていないように感じる。ろくに舗装もされず、バスは何時に出るかわからず、悪路を時速20キロくらいで進む。ただ、現代の桃源郷はそうしてたどり着いたところにしかないのかもしれない。

 

のんびりとしているように見えるアジアの国々もずいぶんと変わってきた。マレーシアやタイは、都市部は日本と物価も生活スタイルも変わらなくなってきている。そして早くも少子高齢化にあえいでいる。いずこの国でも、首都圏とそれ以外の差が広がっていて、それは日本とて例外ではない。ラオスミャンマーはいびつに発展をしながらも、大陸中国に取り込まれそうになっていたり、紛争が泥沼化していたり、全体としてみればよくなっているとはいいがたい。そして日本は、ごく限られた部分を除けば、そうした諸問題に手を差し伸べられるほどの国ではなくなった。