狂騒。

日経平均4万円突破。バブルという感じはしない。街は活気に溢れている。上場企業においても過去最高益を記録しているところが多い。

 

地方も含めて日本は不良債権まみれというイメージが強かったのだが、意外にも復活をしてきたようにも思う。生産性の低い、くだらない経営をしている中小企業は本当に少なくなった。政府の悪策、いたずらに保護をする政策にもかかわらず、ゾンビ企業は消えはじめている。

 

もう一押し、退場すべき経営者に退場してもらうためには、金利を上げていくことが必要なのだろう。それによって国家も破たんが近くなっていくのかもしれない。しかしながら、国破れて山河あり、日本に暮らす個人の生活は変わらず営まれていくのみである。

 

企業は元気、個人もだんだん元気になってきた。もうそれだけで、国家が破たんしようが、みんな生きていけるのではないだろうか。

そういった事態に備えて、個人ベースでも生存戦略を練っておく時代である。狂騒のなかで、静かにブラックスワンは近づいている。