今年もなんとかかんとか年賀状を仕上げた。12月の声をきくとあぁ年賀状をやらなければという気持ちの重しがアタマのなかに浮かんでは消え、ポストに投函をするタイミングまで続く。毎年そろそろ終わりにしようかなといつも思うのだが、普段親戚に会っていないことの贖罪の意味もあるし、もうちょっと終わりにできないのかな、と思う。
いつもはあまり意識することがないけれども、年末年始ともなると、自分は人のつながり、特に血縁のリレーのなかで生きて、生かされてきたのだということを感じる。自分はどこからきてどこへ行くのか、確かめる機会や場所があることは、きっと前を向いて進んでいくための力にもなる。
とある場所に缶詰めになって年賀状を仕上げたり、年内残っている仕事や過去の名刺、資料などの整理にいそしむ。すっかりと夜も深まって外に出れば街はクリスマス。過去の自分が甦ってくる機会でもあるし、今まさに都内や日本や世界の各地にいるあの人、かの人の来し方も思い出す。メリークリスマス。