会食。

師走が近づいて、忘年会が入り始めた。年々酒量は減ってきているのだが、食事の席は好きである。カンパニーの語源が「パンを食べる仲間」というのは有名な話なのだが、食事をともにするからこそできる話があるのだと思うし、リモートでの仕事が持て囃される時代ではあるが、会食の重要性はいささかも減じていないと思う。

その昔は会食はあまり好きではなかったし、どちらかというと他愛もない話をしてなんの意味があるのだろうなどとも思っていたのだが、だんだんと、普段の面談でする話、会食の時にする話、会食のなかでも2時間程度のアイスブレイクを経て最後に切り出す話、などの色分けができるようになってきた。自分自身の仕事に深みが増したから見えてきたのかもしれない。

もちろん会食を通して仕事での目的を達成することも大切なのだが、特定の目的を持たずにただリラックスして食事をするのもこれまた楽しいものだ。純粋に美味しい食事を堪能し、時には旨い酒を飲み、笑ったりしみじみと過去を振り返ったり、未来に向けての話をする。そういう機会も大切である。

暴飲暴食にならないように気を付けながら、年末までいろんな会食の機会を楽しみたい。