メジャー。

大谷翔平に続いて山本由伸もドジャース入団が決まった。2か月前、ストーブリーグに入る前にどこまでこの絵が描けていたのかはわからないが、この補強がメジャーリーグの勢力図を大きく変えることになるのは間違いないだろう。そしてプロスポーツ選手がこれだけの収入を稼げるようになる時代になるとは思いもしなかった。大谷の10年契約の総額などはユニコーン企業の時価総額と比べてもなんのそん色もない。

スポーツ選手としてシーズンをプレーし、その姿を見るためにおカネを払う人が存在し、その対価として途方もない金額が払われる。つい150年前にはあまり想像もしなかった世界が目の前に広がっている。スポーツビジネスはこれからどこまで伸びるのだろうか。

海外に目を向ければ華々しい話が多いが、一方で日本のプロ野球は世界への人材供給基地となりつつある。円安もあって海外のスタープレイヤーを呼ぶようなことも少なくなった。力のある選手は日本でのキャリアを踏み台に早くから海外を見据えてプレーするようになり、花巻東の佐々木選手のように高校卒業後米国の大学に留学するようなケースも出てきた。日本は国力こそ低落傾向にあるが、個々に目を向けると素晴らしいプレイヤーはこれからもたくさん輩出されることになるだろう。ぜひ、今までの枠組みをぶち壊して世界をまたにかけて活躍してほしいと思う。