地蔵盆とハロウィン。

31日はハロウィンの日である。29日、30日とたまたま夕方から夜の時間帯に都心から自宅に向かう電車に乗っていたが、特に日曜などは普段と比較してもかなり混雑していた。気候も良くなり、お出かけしやすい季節にもなったということであろう。そして、ハロウィンにかこつけてなにかと騒ぐ人も増えている。

 

渋谷は対策をしたので静かな様相である。ハロウィンも少しずつ形を変えて日本社会に溶け込んでいる。子どもたちの行事としてはすっかり定着した。家庭によってはえらく手の込んだ仮装を手づくりで製作したりもするらしい。

 

クリスマスとあわせて、商業主義的な魂胆も絡み、なんとも日本らしいなとも思う。言うなれば、海外の国で日本のお盆という風習をアレンジして、どんちゃん騒ぎをしたら我々日本人はどんな気持ちになるだろうか。それと同じようなものなのだろうか。

 

この世界と違う世界の距離が縮まり、異世界から幽霊や怪物がやってくるのが、ハロウィンのならわしである。そういや、生まれ育った地元では、お盆を過ぎた頃にお地蔵さんをまわって、子どもたちがお菓子をもらう風習があった。なんだかハロウィンのようである。