オリンピック閉幕。閉会式も家族で視聴した。開会式と同様にコンセプトがあまり分からないものだった。パブリックに近いところが総花的に作るとなるとこんなものなのかもしれない。パリの映像は素晴らしいものだったが、5年前のリオでの東京パートが素晴らしかったのと同様に、数分ならば締まったものが作れるが、数時間となると間延びしてしまうものなのかもしれない。子どもが楽しんで見ていたのは救いである。
東京オリンピックの8年間の旅路が終わった。ひとつの時代と言っても差し支えないだろう。パラリンピックがこのあとはじまるわけだが、閉幕の8月8日がこの国のひとつのターニングポイントと呼んで差し支えないだろう。昭和的なものは完膚なきまでに葬り去られた。若者のアスリートの、勝敗すら超越した自由奔放な姿勢が魅力として振りまかれた。そんななかで、われわれ30代-40代の世代は終始蚊帳の外だったように思う。
もちろんつなぎ役として果たすものはあるのだろうが、やっぱりなんだか寂しいものもある。いやおうなしに若い世代がどんどんと飛び出してくるだろう。じゃまにならないように振る舞っていくしかない、と思っている。