沖縄本島北部にて2025年に大型リゾートがオープンすることが発表された。この件については2019年ごろから話は聞いていたので、おおついに2年後か、という感慨がある。幾多の困難や前提条件の変化がありながらも無事にこのプレス発表までたどりつき、開業にまでつながっていくことを願いたい。
さはさりながら、この発表に対しては賛否両論が渦巻いている。沖縄のひとびと（うちなーんちゅ）の大切なモノを踏み抜いた感があるとも言われている。自然破壊、という批判に対しては、もともとが閉鎖するゴルフ場を買い取っての開発であり、そこまで的を得たものではないだろう。期待されているほどに素晴らしいコンテンツが用意できるようにも思えない。沖縄という独特な商習慣の地で、本土からやってきて事業を成功させるというのはそもそもが非常に難易度の高いチャレンジである。
懐疑的な論点を挙げるとキリはない。それでも、こうやってプロジェクトを前に進めていくことには意義があると思うし、沖縄本島北部の貧困をこういう大規模なプロジェクトによって解決をしていこうという姿勢そのものは、その手法の是非いかんを抜きにしても意義のあることだとは思う。批判ばかりして前に進まないよりは、よっぽどに実効性があることだろう。いろんな周囲の騒音もあるだろうし、個人的にはあまり成功するとも思えないのだが、ぜひやれる限りのことをやってほしいと思っている。
