カン・パニー。

このところ週3くらいのペースで平日の夜は会食になっており、ありがたい限りである。業界的に夜の席で話をいただく、話が動くことも多く、若い頃は勝手もわからずしんどいなあと思うことも多かったが、いつのまにかどっぷりとこのカルチャーに浸るようになってしまった。月曜から金曜までまっすぐ家に帰る日が続くと、なんだか物足りなく思えてしまうくらいだ。

 

会社の語源のカンパニーは、その名も「パンを食べる仲間」である通り、食事を共にするからこそ深まる関係というものもある。特にお鍋や焼き肉などは良い。ただ出されたものを食べるだけでなくて、作業をしなくてはならないようなもの、そして、火を囲んで食べるという行為に、仲間になる秘訣などが隠されているのは間違いない。それは、太古の昔、人々が焚き木を囲んで食事を作り、摂っていた頃から変わらない習性なのだろう。

 

まだまだ9割くらいはおごってもらう年頃である。そろそろペイフォワードしていく年齢に差し掛かっていることは確かである。きょうもまた、ほろ酔いのまま電車に揺られる。