交渉術。

自分でも、遠慮なくずけずけモノを言うことが増えたと感じる。基本的に優しい性格のはずなのだが、鷹揚でいすぎると、相手によってはどんどんつけ込まれかねないので、主張しなければ負ける、というくらいの気持ちでいつも交渉には臨むべきだと考えている。

 

この態度でいるときに気をつけねばならないのは、世の中には控えめで善良な人も割に多いということだ。そういう人を前にして我の強い交渉をしてしまうと、自分がひどくがめつい悪人になってしまったかのように感じてしまう。

 

後者のような優しい人に囲まれて生きることができれば人生は穏やかなものになるのだろうなと思う。事実、過ごすコミュニティによっては、相手を出し抜いてでも自分の利を取ることのコストが限りなく高い集団も存在する。

 

自分の主張を通そうとするときに、まくし立てるようなしゃべり方になってしまうのは、自分でもまだまだ人間が浅いな、と思ってしまう。もっともっと冷静に、そしてコミュニケーションは淡々と行われるべきで、それでいて怖さを相手に感じさせるような話術を身につけたい。