循環。

目まぐるしい毎日のなかで、長年慕っている人との会食。自分が辛い時にその人の笑う顔を思い出して、なんのために仕事をするのか、ということをよく考えた。

 

そこまで感慨を持ったり、準備をして臨めたわけではなかったけれども、いろんなエッセンスに富んだ話ができた。人を育てるということ、そして、なんのために仕事をするのか、ということ。自分のことも驚くほどスムーズに話せたし、自分のことをよく理解してくれていることにも改めて気づけた。

 

時代とともに人の気質も変わる。自分がどう昔を生きてきたのか、わからない、よく思い出せないのと同じくらいに、これからの若い人たちも激動の時代を生きるのだろう。ダイバーシティだとか、働き方改革だとか言われているけれども、そういった概念が本当に中長期的に一人ひとりの人生を支えてくれるのかはわからない。

 

新しいつながりを得て、帰路の電車に乗り込む。食事をして、知見を交換して、縁をもらう。仕事も、人生も、その繰り返し、循環でできている。