「ちむどんどん」も終盤に入ってきた。沖縄が舞台の朝ドラだったので、個人的には注目していたのだが、うーん、ここまではコケているとしか言いようがない。特に今週のヤクザのくだりはいらなかったと思うのだが。朝から視聴して気持ちいいものではない。
相変わらずなニーニーも、しっかりしているように見えて抜けているところも多い良子お姉ちゃんも、人間として魅力的な部分を抱えているのは間違いないのだが、なんというか脚本が悪意のある(もちろん悪意はないのだが、結果として悪意のあるようにしか見えない)書き方をしてしまっているので、なんだかろくでもないきょうだいを見せられているようで残念である。そしてヒロインの暢子も、見方によっては自由奔放なのだが、努力によって人生を開くというよりは、ご都合主義的な巡り合わせの良さによってストーリーが展開していき、視聴者は感情移入もできずそれをなぞるだけのような感じになってしまっている。
脚本、やっぱり大切だと思う。前作のカムカムはとても丁寧な脚本で、美しい時間が流れていた。もちろんこのドラマでも、三線の調べや、椰子の実の歌など、美しい時間はあるのだけど、、