ブースター①。
自宅近くのクリニックでブースター接種を受ける。苦労した去年と違って、3回目はごくごくすんなりと予約が取れて拍子抜けしている。2回目接種の順番は、国内では7500万番目くらいのはずだが、3回目の接種は5000万番目くらいになっており、それだけブースターには慎重な人が多いということなのだろうか。
訪れたクリニックは、人員体制も充実しておりオペレーションも手慣れたものである。ワクチン接種をすればするほど儲かる、というのも確かではあるが、これだけの特別体制を築きあげるのには恐れ入る。そして、接種後の待ち時間には、院長の熱弁がはじまった。Covidがはじまって以後、いかに患者の対応をしてきたか、市内の他の開業医がいかに真摯にCovid患者の受け入れをしてこなかったか、院長としても思うところがあるのだろう。このテンションで毎日話続けるのもすごいな、と思う。
正直なところ、この2年以上にわたるCovidの時代のなかで、医療業界の評価をどうすべきか、というのは難しいところがある。もちろん献身的に命を救おうと対応してきた人もいれば、医師としての本分を忘れて逃げ惑った人もいたのだろう。後世になって、どのような評価が下されるのか、まことに興味深い。