トレーニング。

自分の半生を話す機会があった。あまり整理していなかったのでダラダラと45分くらい話し続けることになり、上手なものではなかったと思う。


なんというか、自分の話し方はロジックを積み上げてシンプルに話す、というよりはエピソードを積み上げて、そこから醸し出される情感や人となりを伝えるものだなということがよく分かった。加えて、情報を端折って相手の理解が欠落してしまうことを必要以上に恐れて、できる限り情報を網羅して伝えようとするあまり、要点がぼやけてしまうこともままある。こういう点も含めて自分という人間を理解してくれる人ならば良いのだが、万人受けするものではないのだろう。話し方についてはトレーニングも必要だということを再認識した。


相手と自分との間に共通の土台があれば、冗長な部分をすっ飛ばしていくことも可能なのだが、そういう場面だけに慣れていては、いざ不特定多数の人を前に話をするときに、うまくいかない。平易な言葉で自分のこと、そして目の前のものごとを説明できることこそがコミュニケーションの力だと思う。