おちょやん。

「おちょやん」がきょうで終了。5ヶ月半、早かった。なんというか、主人公の人生は必ずしもバラ色ではなくて、終わりもハッピーエンドというわけでもないのだけど、それがまたよかったと思う。「生きるっちゅうのは、ほんましんどいけど、おもろいなあ!」という最終回の言葉は、自分自身にもすごく沁み入るものだった。ほんと、人生いいことばかりじゃなくて、ため息つきながら歩く日も多いのだけど、そういうのも含めて人生だし、そんななかにちょっとでも日が射すようなことがあれば、やっぱり嬉しく感じる。


人によってその時期は違うんだろうけど、ちょっとでも、人の温かみに包まれた記憶があれば、何十年経っても人はその記憶を大切に抱きしめて生きていける。そして、温かい時間が不意に自分の目の前にやってきたときに、それを心から愛おしく迎え入れることができる。


挫けそうになる日もある。安堵感に包まれる日もある。出会った人もいずれはまた離れていくのだから、どんな人も事象も許せばいいし、受け入れればいい。