潤い。
週末は土曜の荒天の影響で日曜にぽっかりと予定が空いたので、久しぶりに都心に出た。季節もいいなかで、食事をして、買いものをした。
おおよそ衣食にかかわる必需品以外、それも日常になくとも困らないが、生活の潤いにはなるようなものを買ったのは今年の春以降でははじめてのことだ。春の一件以来自分自身は緊縮財政を貫いてきたが、ここにきて少し気持ちに余裕がでてきた。そして、必需品以外のものを買い求めるということが精神衛生に非常に良いという、考えてみれば当たり前のことを久方ぶりに思い出せた。
もちろん、会食などは時々しているので、それでリフレッシュできることもあるのだが、自分にご褒美をあげることが、どれだけ活力になるのか、その効力をすっかり忘れていた。いろいろ打ちのめされて、最低限衣食住だけ満たされていればいいや、などと諦観しがちな時もあったが、それではやっぱり人生に彩りがないし、もっともっとどん欲に、楽しい人生を追求していかないと、と素直に思えるようになれた。