メガンテ。

ここ1週間くらいのニュースで1番耳を疑ったのは、IOCのお偉いさんが「新型コロナの状況にかかわらずオリンピックは開催する」と発言したことだ。経済的事由に基づくものなのかはわからないが、あまりにも軽率な発言だとは感じた。メガンテの呪文のようなものだ。


オリンピックを開催すること自体は別に構わないのだが、開催することを前提として様々な施策が野放図に打たれるのは恐ろしい。たとえばワクチン強制接種だったり、PCR検査義務付けだったり、その他、安全な環境が下での開催であることをアピールするためのアリバイづくりが挙げられる。全く効果がないどころか副作用が生じるようなことをやられては困り果ててしまう。


そもそも、ウイルスを「アンダーコントロール」できるということ自体が人間の傲慢である。そのような考えに基づく取り組みは必ずや自然界からのしっぺ返しを食らう。それでなくともカリフォルニアでの山火事など、どうみても異様なことが既に地球上で起こっている。どうしてもオリンピックを開催する、というのであれば、どこをどうカスタマイズするのか、もっと考えないといけない(開催国も、世界も)。