トラック。

GAFAに代表されるグローバル企業が高い待遇でタレントを集めていることに追随して、国内電機大手、IT大手でも新卒で年収4ケタ超えや、役員クラスの報酬を20-30代のスタープレイヤーに出すようなケースが増えてきた。少し前まではこれに匹敵するような報酬を出せるのは外資系金融機関に限られていたけれども、今ではこれらの比較的伝統のある企業に含めて、ベンチャーを立ち上げて役員に就任しているようなケースでも高額報酬を手にしている人もみられる。


この傾向はこれからもずっと続くだろう。ぼく自身はもうこの波に乗っかることはなさそうだが、これから大人になる子どもたちは、才能しだいでは若い頃からこのエリートトラックに乗っかることもあるのだ。


果たしてどういう子がこのトラックに乗るのだろうか。中学受験をくぐり抜けて高学歴を手にした子なのか、それとも学歴を身につけるための勉強をする時間を使って、自分の好きなこと、得意なことに伸ばすことに専念し、その才能がたまたま社会のニーズとマッチした子なのだろうか。