トイレットペーパーの残数が少なかったので、不本意ながら行列に並んだ。家から少し離れたスーパー。最初は隣のドラッグストアの列に並んでいたのだが、店員さんが出勤するやいなや、「在庫、入荷ともにありません」と告げたので、列はバラバラになり、ちりぢりにスーパーの列が長くなった。
たまたまかもしれないが、行列の前も後ろも高齢の人が多い。僕はここぞとばかりに将棋アプリで時間をつぶすのだが、そのうちに前後で会話がはじまった。会話を耳で聞いているだけで面白い。
平日よりもやっぱり列が長いね（毎日並んでるのか笑）、中国は正確な感染者数を隠しているはずだ、共働きの家庭は大変ね、というよくありがちなやりとりに加えて、ウイルス予防には⚪︎⚪︎が効くらしい、などという声も聞こえてきてこれにはさすがに失笑を禁じ得ない。まあでも考え方は人それぞれだから、過度に周りの人に害悪にならない限りは否定するものでもないとは思う。
あと個人的に思ったのは、高齢者は景気が良い悪いというのはあまり気にしていないのだなあ、ということが改めてよくわかる。むしろ景気が少しくらい悪いほうがデフレが継続して暮らしやすいのかもしれない。そう考えれば、これだけ高齢化が進んでいると、景気の上下動もあまりなくなってくるのだなあと気付かされる。
