野党。

こういう情勢になると、心がざわつく投稿を目にすることが増える。東日本大震災のときと比べても、政治的な側面に絡めた意見の発信は増えていると感じる。


ここ数年、僕自身は消極的に政権与党を支持してきた。もちろん政権与党にも反省すべき点が多いし、今回の対応をみても油断が見えるとは思う。一方で野党も頼りないながらも少しずつ現実的な政策提言なども増えてきて、とてもいまの野党には政権を任せられない、というほどでもなくなってきたとは思うのだが、それでも政権交代には抵抗感がある。


この感覚の出どころはどこにあるのだろう、となんとなく思ってはいたのだが、ここ数日ではじめてその理由がおぼろげながら見えてきた。正直に言えば、野党自体が嫌いということではなくて、野党を積極的に支持する人に自分が好きになれない人が多いということなのではないか、と思い当たるに至った。自分の心のなかなかにある下衆な部分を包み隠さずにいえば、野党が敗北するたびに僕は溜飲が下がるような心持ちになるのだ。


だからどう、ということも言えない。心のことなので、すぐに払拭できるものでもない。どうしてこうなってしまったのだろう、という気持ちだけだ。