ホーム。

大阪。勝手知ったる人たちと勝手知ったる店で飲む。いつまでも過去アクティブにディールを動かしていた頃の回想ばかりしていても進歩にはつながらないし、むしろ現実逃避しているだけと言えなくもないのだが、やっぱりホームグラウンドで飲むのは気持ちいい。


このところ、少しずつ結果も出せるようになってきた。どんなにしょうもないことでも、前よりも確かに前進していると感じられると、力が湧いてくるし、好循環も作りやすくなる。自分がスロースタートな人間ということはよく知っているので、最初のうちは結果が出なくとも我慢して穴を掘り続けるのだ、と思ってはいたが、やっぱり結果が出ると心が楽になる。


しこたま酔ったので、ぶつぶつとつぶやきながら師走も近づいた地下街を足早に進む。人の流れも時の流れも早すぎて、濁流のなかを流されていくうちになにもかもが過ぎ去っていく。せめて気持ちだけでも、どこに流れていくか自分の意識をもっておかなければ。