不倫。

とある場所で不倫の話を聞いた。僕からすれば、よくやるなあ、という感想しかない。というのは、不倫という行為はされた方はもちろんのことだが、する方も必ず不幸になってしまうものだからだ。先行き不幸になることがわかっていて、その泥沼にのめり込んでしまうメンタリティが僕には理解できない。どうしても今の人とやっていけず、新しい人とやり直したいのであれば、それぞれに一区切りをつけてリスタートすれば良い話で、どうして危ない橋を渡ろうとするのか(もしくは、いいとこ取りをしようとするのか)。

これは不倫の話に限ったことではないが、行為には必ず代償がつきまとう。自分だけがうまく逃げ切っていい思いをするなんてことはどだい無理な話なのだ。人を裏切ったり傷つけたりするような行為をしてもなお、自分だけが幸せでいられるようなことはまずあり得ない。人生とは本当によくできているものだと思う。

それをよく理解したうえで、それでも不倫をしているのであれば、それは覚悟のある行為として賞賛したいのだが、果たしてそんなものがどのくらいこの世の中にあるだろうか。