糾弾。

先週のワイドショーはほとんどあおり運転の報道だったそうだ。もちろんこの犯罪は許されるものではないが、繰り返し連日報道されるほどのものなのだろうか。ちょっと社会的制裁を受けすぎかなとも思う。


クレーマー気質の人間がのさばるような世の中にはしたくないが、彼らもまた鬱屈した感情を抱えるに至るまでに不幸な側面があったこともあるだろう。彼らはある意味では病気を患っているようなものであり、治癒されなければならない存在である。


世の中、どんどん異質な存在が排除されるようになってきている。「普通」であることに対して求められるハードルが高くなってきている。先日登戸での殺傷事件を受けて、元官僚が引きこもりの子どもを殺した事案があったのと同じようなことが今後も起こるような気がする。


もう、暮らしやすい社会になっているのか、息苦しい世界になっているのか、よくわからない。誰にとっても、いつ糾弾される側にまわる可能性はあるのだろう。