移り変わり。

先週郵便局の話をしたけれども、最近では美容院なども似たような状況に陥っているように感じる。現に廃業率や倒産率も高まってきている。

美容院と言えば、低賃金で下積みの時代が長く、社保の加入もおざなりになっていて、恵まれた雇用環境とはほど遠い、というのがよくあるイメージだが、既にそういった状態は過去のものとなっているようだ。と言うか、そういう人の使い方をしているところから人が流出して潰れていっている、というのが正しいのかもしれない。

需要が減っているのもそうだが、それ以上に美容師のなり手が減っている。さらに言えば需要も付加価値の高いハイクラスなものと、短時間低価格を志向するものに二極化している。前者の需要を掴むには今までとは違うマーケティングSNSの活用など)が必要になり、後者は圧倒的に大手による寡占化が進んでいる。

世の中はどんどん動き出している。既得権益を守りたい人にとってはやりにくいのかもしれないが、弱い立場にある人が動きやすくなるのは、世の中が変わっていくこととリンクしている。